PTA辞めたいとか、仕事で参加できないとか、よく聞きますよね。先日PTA代行サービスのニュースも見ました。
実は私、息子の小学校でPTA副会長をやっていたことがあります。
その経験から、私の個人的な意見ではありますが、PTA活動について思うことをブログに書きたいと思います。
そもそもPATってなに?
PTAとはParent Teacher Associationの略で、学校に通う子どもの保護者(Parent)と教職員(Teacher)からなる団体(Association)という意味だそうです。
そして、PTAは任意加入の団体であり、結成や加入を義務付ける法的根拠は無く、全ての児童生徒のための無償ボランティア活動なのです。
入学時に当たり前のようにPTAに加入していますが、加入は任意なのです。
義務だと思ている人も多いかもしれません。
私がPTA副会長になった理由
息子の入学時に提出する書類の中に、PTAのアンケートが入っていました。
子どもたちの登下校の安全を守る「校外委員会」、広報誌を作成する「広報委員会」、授業参観など学年の行事でIDカードチェックなどお手伝いする「学年委員会」など、いくつかあったのですが、そこに「三役」というものがあり、あまり深く考えずにいくつかチェックを付けたら、その中の「三役」にもチェックを付けていたようです。
後から聞いたら「三役」とは、PTA副会長、書記、会計の3つだったのです。
入学してすぐにPTA役員の方から、「副会長になってもらいませんか?」と連絡がありました。
一度話を聞いてほしいとのことだったので、みんなに連絡があるものなのかなーと思って、「話を聞くくらいならいいですよ~」なんて返事をしてしまいました。
約束した日に学校の敷地内にあるPTA会議室に行くと、そこには連絡をくれた人と私だけで、PTAの役委員の説明をされました。
活動は週に1~2回、子どもが学校に行っている間に行うとのことで、あとはこんなメリットがあるよと言われました。
そして今年度引き受けてくれる人がまだ見つからず困っているとのことでした。
すぐに返事はせずに、その日の夜家族に相談すると、
夫はやめときなよ~と反対。
義母も大変だよ~と反対。
そういえば私が子どもの頃、うちの母親もPTAやってたなーと思い相談したら、
「大変だよー。でも先生と話す機会も多いし、学校のこともわかるけどねー。」と。
とても迷いましたが、ちょうど仕事を辞めて時間があったのと、学校の様子がわかるのはいいかもと思い、引き受けようかなという気持ちになりました。
やる人がいなくて困ってると言われたのもあって、正直断りづらかったのもあります。
学生の頃から、誰もやる人がいないのなら私がやりますっていうタイプで、学級委員長をやったこともありました。
PTAはそんなに大変なのか
私は副会長だったので、役員は大変でした。大変というか、時間をたくさん使いました。
学校や地域にもよるのかもしれませんが、うちの小学校のPTA役員は週に1~2回集まりがあったので、
普通に週5で働いていたら難しいですよね。当時一緒に役員をやっていた人はほとんどが専業主婦でした。
そんなに集まって何をしているのかというと、生徒に配るお手紙の印刷やそれぞれの委員会の人が作業するための準備、さらに行事前にはその行事のために数ヶ月前から準備していました。
運動会やバザーの前は特に忙しかったです。
役員以外では、学年委員や校外委員など、そういった委員さんは数ヶ月に一度集まりやお手伝いがありましたが、役員に比べればそれほど時間は多くないと思います。それでも仕事を休んだりして大変だと思う方は多いかもしれません。逆に、数ヶ月に一度くらいなら子供のためにやってもいいと言う方もいます。
私は忙しいと感じましたが、空いている時間を使って参加しているから大変じゃないという人もいましたし、その辺の感覚は人それぞれだと思います。それに良いこともたくさんありましたよ。
PTA役員をやってみて良かったこと
とにかく学校に行くことが多かったので、学校で息子に会えました。
タイミングが合えば校庭で体育をしているところが見れたり、休み時間に遊んでいるところも見れました。息子が手を振ってくれたり、お友達が「〇〇のママー!」と声をかけてくれることもしょっちゅうで、担任の先生も「まーまさん!今こんなことやってるので見てください~」と声をかけてくれました。
息子の学校での様子が見れて良かったです。お友達の顔も覚えることができたし、子どもたちが可愛くて、いつも癒されていました!
先生と話す機会があるので、わざわざ電話してまで相談するのもなあ…ということも、会ったついでに「最近こんなことがあって~」という感じで話すと「じゃあ気にして見ておきますね!」と言ってくれました。
あとは学年が違う保護者の方との交流も多いので、先輩ママさんにいろいろ相談もできました。
行事の前などは、準備を手伝っているので、事前にどういう感じだか知ることもできました。
知り合いも増えて、役員の任期が終わった後もお友達として仲良くしている人がたくさんいます!
知り合いが増えたので、学校行事の時などはとても楽しいですし、先輩ママさんの話を聞けるってすごく貴重なので良かったなーと思います!
それに、息子が通っている学校のことを知ることができて、安心して通わせることができました。
ほかの保護者の方の声
今は共働きが多いので、仕事でPTA活動に参加しにくい人もたくさんいます。
平日学校に行けないけど家で出来ることならやりますとか、有休取って参加したいので1ヶ月前に予定を教えてくださいという人も。
中にはお手紙はもらってたけど忘れてた!とか、どうしても仕事で参加できませんという連絡をくれる人もいれば、毎回連絡もなく欠席する方もいて、本当に人それぞれですが、否定的な意見ばかりでもなかったです。
子どもが喜ぶからとか、やってみたら意外と楽しかった、学校のことが知れて良かった、来年もやりたいな、という人もいたり、
妻がこういうのは苦手なので自分が参加します、と言って委員長を引き受けてくれたお父さんは「皆さんの協力があって頑張れて良かったし、いい経験になりました!」と言っていました。
PTAというとお母さんが参加するイメージですが、共働きが多い今はお父さんの参加も増えています。おばあちゃんが参加してくれてた家庭もありました。
家族で子どもが通っている学校のことを知るいい機会かと思います。
ただ、やっぱり「PTA辞めたい」という意見もありました。
家庭の事情やいろいろな考えがあって、参加できない、参加したくないという人はいても仕方ないと私は思います。みなさん平等に、と言っていましたが、義務ではないのですべての人「絶対参加してください」とは言えないし、基本的には「ご協力をお願いします」といったスタンスです。
それでもほとんどの人が参加してくれていたので、息子の小学校は参加率が高いほうなのかもしれないです。
PTA代行サービスについて思うこと
普通の主婦が他の保護者の人たち大勢を仕切って運営するのは本当に大変なことだと思います。
自分がPTA役員としてかかわってみて、特に行事などは実際体験してみて大変だということを実感しました。
去年はこうやったから今年も…というように毎年同じようにやっているのですが、効率は良くないです。もちろん反省点も多く、ほかの保護者の方から不満の意見もたくさん出ました。
他の保護者の方も分かってくれてはいますが、効率よくスムーズにできたらいいに越したことはないはずです。準備に時間がかかると、仕事をしている人や小さいお子さんがいて時間がない人は大変です。
もしこれを代行サービスに依頼できたら?保護者の負担も、先生の負担も減るのではないかと思いました。
あくまでも私の個人的な意見ですが、代行サービスを利用するのは賛成です。
できることは保護者や先生がやって、できないところは代行サービスにお願いする、それが理想的なのかなと思いました。
でも予算はどうするのかな?などと考えると、なかなか浸透しないのかなーというのも思います。誰が払うのか?行政から?保護者から?…導入は簡単ではなさそうですよね。
それよりもPTAの仕事を減らすことを考えたほうが早いかもしれませんが、それも簡単ではないのかな…。
PTA体験談のまとめ
初めにお伝えしたように、PTAの加入は任意です。
それでも、うちの子が通っている学校のことだから協力したいと思う保護者の人もいますよね。
私はPTA役員を引き受けて、忙しくて大変だと思うこともありましたが、終わってみるといろいろな思い出があって楽しかったですよ。いい経験になったと思っています。
いろいろな考えやいろいろな意見があって、本当にいろいろな人がいるのだなという勉強にもなりました。
あと地域の人ともかかわることもあって、それを面倒と思う人もいるかもしれませんが、地域の人たちに支えてもらっているということも知ることができました。
PTAの役員はやっぱり引き受けるのに勇気が必要ですが、それ以外の委員会でしたらもう少し気軽に参加できるかと思います。何年もやるわけではないので、思ったより大変じゃん!と思ってもあっという間に終わっちゃうと思いますよ!
この記事が、PTAをやろうか迷っている人の参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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